せがき とは?

 施餓鬼会(せがきえ)の起こりは、お釈迦(しゃか)さまの(じゅう)大弟子(だいでし)一人(ひとり)阿難(あなん)尊者(そんじゃ)体験(たいけん)由来(ゆらい)すると伝えられています。

尊者(そんじゃ)がある夜瞑想(めいそう)めいそうしていると、恐ろしい姿をした餓鬼がき-飢えて鬼のようになってしまった精霊-が現れ「お前の命はあと3日だ。3日後には餓鬼の仲間に引き入れる」と告げました。

尊者はさっそくお釈迦さまに餓鬼に施ほどこしをする作法を授かり、食物を供え、ご真言を唱えて回向えこうしたところ、たいそう長生きをしたということです。このことから、施餓鬼会は、春秋の彼岸やお盆と共に、大切な行事になりました。

 また、施餓鬼会は、お(ぼん)の前後に行われることが多く、「孟蘭盆(うらぼん)施餓鬼(せがき)」として広まっていますが、期日が決まっているわけではありません。他の月に行うお寺もあります。

 私たちは、知らず知らずのうちに殺生をして毎日を過ごしています。
それは、生き物のいのちをいただき食事をすることで、私たちは、つつがなく生きていくことができるということです。

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